会長挨拶

金沢大学医薬保健研究域保健学系 市川勝弘
全国診療放射線技師教育施設協議会(以下、協議会)は、診療放射線技師の養成を行う機関(大学及び専門学校)相互ならびに関係諸団体と連絡協議し、診療放射線技師教育の向上、発展に寄与することを目的として設立されました。60余年の長い歴史の中で様々な活動を通じて上記目的を柱に活動してまいりましたが、2022年7月に会長、副会長、理事、及び監事による任期制役員会を意思決定機関とするために大幅な規約改正を行い、そして2023年3月29日の全体会議で役員の承認を受け新しい体制がスタートしました。
この新体制の初代会長として私に課せられた使命は、当協議会の意思決定機関としての役員会のあり方や、関係諸団体との迅速かつ信頼ある折衝窓口として機能を確立することです。また、役員会や全体会議のIT化を強く推し進め、各施設がホームページやポータルサイトを通じて情報共有が容易にできる環境を整えます。
現在、診療放射線技師の働く医療現場はますます厳しい状況にさらされていますが、その中で診療放射線技師の役割は、日常診療から医療の発展に寄与するための研究開発まで様々な場面でますます重要になっています。当協議会は、診療放射線技師の養成と教育をますます充実させ、その重要な役割を担うことができる人材を多く輩出することができるよう、力強く支援してまいります。引き続き、当協議会に対してご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。